<業者裁判の賠償金について>
 
<業者裁判>は最高裁まで争われた<本裁判>と並ぶ重要な裁判でした。
<契約違反>をうまく<著作権問題>にすりかえたのも、すべてビジネス、グッズを勝手に販売したいが為だったと今は判断してします。
本来ならこの事件は<民事>ではなく<刑事事件>に相当するでしょう。
 
2002年5月30日に下りた<業者裁判判決>による賠償金は2952万1242円。そして、平成10年から年5分の内金<利子>も加算されていました。
これは業者の売り上げ9億円(発覚した件のみ)の3%にあたります。
(五十嵐氏がいくら受取ったかは不明です。)
賠償金については向井弁護士がずっと交渉に当たって下さっていましたが、2002年
8月29日に<2500万円>を受取ることができました。
 
 内訳
@ダンエンタープライズ   850万円
Aタニイ          650万円
B五十嵐氏(アイプロ) 1000万円
――――――――――――――――――   
           計 2500万円
 
@ ダンエンタープライズ、サンブライトは事件当初から水木の著作権を認め、この事件の中で<謝罪>をした希有な業者でした。
他の裁判(製造業者が起こした訴訟)により、ダン、サンブライト、及び五十嵐氏は一審の判決直前、海外11カ国にグッズを販売する契約を結んでいたことが発覚しました。水木との裁判においてはひた隠しにしていたことでした。この事件の深い闇の一部です。
しかし、これ以上の追及は断念、ダン、サンブライトとの事件はこれで終了とします。
 
A タニイは昭和53年代の<キャンディ偽Tシャツ事件(業者に実刑2年の判決)>のときは<東映>と共に業者を訴える立場でした。タニイはそのころから<著作権>および<商標権>についてもよく知っていた<確信犯>だったと思っています。
  また、この事件の渦中、アニメ会社や出版社版権部からタニイは『著作権侵害』につ
  いて<忠告>をされていたにもかかわらず、それを無視、販売を強行しました。
タニイと契約した<オモチャのタカラ>の子会社<ドリーム・カムズ・トルー>は最後まで携帯用品や大時計などをTVやインターネット、通販などあの手この手を使って販売を続けました。
この事件においてタニイの責任はダン、サンブライトよりはるかに重いと思っています。しかし、タニイは一業者の立場にいた為、判決文での処罰(賠償金)はダンたちよりも軽くなっていました。
理不尽な感が残りますが、判決に従い<タニイ>との件もこれで終了とします。
 
B アースプロジェクトは<アース出版>という漫画の出版社でもあり、インターネットでもフジサンケイアドワークの<偽版画>の販売も行なっていました。また、フジサンケイアドワークから大阪のサンメールの文具販売を引き継ぎ(この点もなぜ引き継いだのか謎ですが)深く関与していました。
しかし、業者裁判判決後、あれほど「水木には著作権はない」と主張していた弁護士もなりをひそめ、アースプロジェクトからは今もって何の回答もありません。
 
C この事件のすべての責任は五十嵐氏とアイプロにあることは判決文を読めば明らか
  です。
  本来、賠償金の全額は五十嵐氏とアイプロが負担すべきでしょう。
  五十嵐氏(アイプロ)は賠償金の残額、利子をも< 免除してほしい>といってきているそうです。
 
  何度も書いてきたように<民事裁判>における<賠償金>は<刑事事件の実刑>と同じ<罰則>であり支払われなければやり得になってしまい意味がありません。
  この事件での<判決文>は細部にわたって、どこからでも<仮執行(差し押さえ)>し賠償金を受取ることがができる有り難い文面でした。(それだけ相手側が悪質だったということでもあります。)
この事件もフジサンケイアドワーク、カバヤ事件と同様、裁判においては原告側が調べ上げたこと以外、被告側の自己申告がなければ真実の追及は不可能なのです。 しかし残念ながら被告サイドが正直に申告をすることなど有り得ないことが分かりました。
 
他の製造業者と五十嵐氏の裁判において五十嵐氏はロイヤリティのほかに絵の使用料を一社につき1000万円(すべての会社かどうかは不明ですが)受取っていたことも発覚しています。
 
 五十嵐サイドからは今もって<契約違反><原作者否定などの誹謗中傷>についてなん
 の説明も謝罪もありません。
そんな状況で<あとは免除しろ>といわれてもお応えのしようもないのです。
 
<免除>を望むならば、それなりの<礼儀、ルール>があって然るべきと思っています。
この件は今後も、すべて向井弁護士にお任せしてあります。
 
 
<弁護士費用について>
 
弁護士費用についてはすべての支払いは済んでいません。
心やさしき我が弁護士諸氏は請求を遠慮して下さっていた感があります。
 
確かに弁護士費用は高額です。
弁護士の相談料は規定によると一時間一万円くらいですが、案件によっては請求しない情の厚い弁護士もいらっしゃいます。
しかし、<タイムチャージ>で弁護士料を請求してくる事務所があることも知りました。
事件にかかった<時間>によっての請求されるということですが、素人のクライアントは事件にいくら時間がかかったのか、など見張っている訳ではないので全くわかりません。
そういった事務所もあること、ご注意ください。
 
破産するにも30万〜50万も弁護士費用かかるという世の中は切ない限りです。
弁護士諸氏に頼る人々は困り切ったひとたちです。
費用がなければ自分が正しくても裁判も起こせず、泣き寝入りするしかありません。
弁護士会などでは<無料法律相談>も開いていますが、利用した知人たちによると、親身に相談にのってもらおうと思うと、最終的には費用が必要になる、と嘆息していました。
弁護士も職業なのですがら、それも当然でしょうが…。
せめて弁護士の数が増えて、費用があまりかからず人を救える<法のシステム>が生まれるよう、今後、機会があるごとに世に問いかけていこうと決意しています。